SchoolPartner Singapore
佐藤 亮太(2015年入社)

2015年4月新卒入社、サッカー事業部小田原第1G配属。神奈川にてサッカースクールの指導、運営、新規スクール立ち上げ業務に携わる。2019年3月よりシンガポールにて勤務。

「本当にやりたいこと」を答えられなかった

就職活動では、漠然と興味のあった住宅関連の企業を中心に活動していました。就職活動中にとある企業の面接担当の方から、「本当にあなたがやりたい仕事ですか」と問われたことがあります。私は素直に答えることができませんでした。
考えた末に辿り着いた答えは「好きなこと、やりたいことを仕事にする」。
6歳のころ兄の影響で始めたサッカー。高校生までは選手として、大学生になってからは指導者として、これまで14年間携わり続けたサッカーは私の生活から切り離せないものとなっていました。大学4年間ボランティアとして子どもたちへのサッカー指導に携わり、日々の練習やその他取り組みを通して技術のみならず人間性も育っていく子どもたちの姿に感銘を受け、次第に職業としての選択肢として考えるようになっていました。
最終的には、大好きなサッカーと興味のあった指導の2つに携われること、またスクール事業のみならずスポーツを軸に多岐に渡りビジネス展開をしている点で、自身のキャリアアップを考えた際に様々な分野にチャレンジすることができると考え、スクールパートナーへの入社を決めました。

指導から事務処理まで多岐に渡る仕事

 現在は、シンガポール国内にある日系のサッカースクールにてスクールの管理・運営・指導に携わっています。基本的にはシンガポール在住の日本人の子どもたちを中心にサッカーの指導をしており、指導という面では日本での仕事と変わりはありません。しかし、これまで日本で携わっていたスクール運営とは運営環境が異なります。立ち上げ間もないこともあり、子どもたちへの指導をする傍ら、運営面に携わる機会も多くあります。事務方の仕事をはじめ、会員や関連団体の英語での対応、イベントの企画・運営、集客なども1から行うため、日々の業務は多岐に渡ります。会員管理などもシステム化されていないため、アナログな部分も多く手作業での管理に苦労することも多々あります。とはいえ、海外という環境でスクールの運営やマネジメントに初期から携われていることにやりがいを感じながら現在は仕事ができています。

目標は事業の最適化と拡大

シンガポールのスクールとして今後の目標は、スクールの運営・マネジメントの最適化、既存スクールの増員、新規のスクールを立ち上げることです。現在携わっているシンガポール国内のサッカースクールは、シンガポール国内では日系最大級の規模を誇り、会員の9割が日本人、残りの1割はシンガポーリアンまたは在留外国人です。国土が東京23区と同じくらいのシンガポールは、人口が約560万人、在留邦人数は約3.6万人いますが、シンガポールに駐在されている方々の任期は3~5年程で、保護者様の任期に合わせ帰国される子どもたちが毎年一定数いる現状です。こうした限られたマーケットの中でどのようにして事業の拡大を図るか。日々アンテナを張り巡らせることを意識し、仕事以外にも日々の生活を通して得られた情報や人との繋がりから得られる情報を大切にしています。今は、海外におけるスクールビジネスの土台づくりに日々取り組んでいる現状ですが、こうして得られた経験を基に、いずれは他の国でもスクールを展開できるようにしていきたいです。